プリンセスラバー!感想

公式
ルート分岐は、聖華との約束と、パーティーの相談相手さえしっかりしてれば良さそう。後者だけでも?
プレイ順
鳳条院聖華→シルヴィア=ファン・ホッセン→藤倉優→シャルロット=ヘイゼルリンク
以下ネタバレ含むので隔離。

システム
 メーカー名からスタート画面までの一連の流れがお気に入り。BGMのOPインスト版も良い感じ。
 ただ、クイックセーブをロードして始めれない仕様にはちょっと困った。クイックセーブで中断するので。毎回STARTしてからクイックロードしてました。選択肢で保険として使う程度の用途に留めて、ゲームを終了する時にはセーブした方がいいのかも。
 コンフィグはデフォルトで音声が大きくBGM、SEが小さめ。実際は音声以外はもう1段階ほどずつ下げましたが、十分許容範囲内と言えるバランスだと思う。大体すべてが同じ音量レベルのところが多いので好印象。
 会話ウィンドウは使い勝手が良かった。MacのDockのようにカーソルを合わせるとその項目が出てくる形で、ほぼすべての機能が選べるので、右クリックは会話ウィンドウの消去に割り当てられているのも嬉しいところ。さらに、消去した状態で左クリックするとズーム機能が。必要か?とも思いますが、凝ってる部分として。
 エフェクト面ではカットインがたまに入るのが好き。デフォルメ絵も面白いから好き。聖華とシルヴィが全てだけど。!やZzzの演出も雰囲気を壊さない程度に使われていたし、数回だけですが画面にノイズエフェクトがかかったりと、システムとして出来ることは多いみたい。優秀だなぁ。
 マイナス面としては、それなりに誤字が。発売から約2週間だけど修正ファイルは出るのかな?
シナリオ
 いきなりエロの話。これを無くしては語れない。なんせプレイ中も言ってましたがエロが半分くらいなので。ただ流石にこんなにエロの回数をシナリオの長さに対し入れているせいで、話が進むのが遅いように感じてしまう面も多々あったので、2、3個位はクリア後のおまけみたいな風にしてくれて良かったとも。
 最初が聖華でしたがキスシーン長っ!いつまでこいつらキスしてんだってくらい長くて、すっげえなと。シルヴィもなんですが、初H時にかなり強引に持っていくんですよね。ヒロインの気持ちがまだ固まってない内から一気に。プレイメモ中にこの状態を「暴走哲平」と書いてあります。単純にHシーンで性格変わってる状態も指しますが。キスシーンが長いのは賛否あるでしょうけど俺は好きかな。甘ーい!ってなるのでw
 聖華以外のキャラは放尿も多め。シャルに至ってはED後に開発されてる感すらありますし。やたらいろんなところでHするのに後処理はどう済ませているのでしょうか。保健室のベットとか。放置?ティーポットで受け止めるってのはありがちだとは思うんですけどいいですよね。ジョジョさえ思い出さなければね。(思い出したらしい
 そしてシャルと優には妊娠中のHが。H後に優が「ごめんなさい、まだまだ学生気分が抜けないお父さんとお母さんで」って言ったときは、興奮のあまり、危うく暴走するところでした。素晴らしい!
 シルヴィが素直になってから(も)ヤバイ。最後は裸エプロンだぜ?キャラデザ的にシルヴィ一番気に入ってるので大満足。
 聖華が胸の小ささを気にしているのも、もちろんグッジョブ。唯一の貧乳要員として頑張ってくれました。パイズリに挑戦して出来なかったところも欲しかったんだぜ?
 肝心なストーリーの話。お嬢様学園という同じコンセプトで『はっぴぃ☆マーガレット』が存在してて、主人公がどちらも平民上がりでいきなり上流階級の生活になった点がまったく一緒で、どうしても比較してしまうけど、方向性は結構違っていたように思います。はぴマは「上流階級の集まった学園内」が中心の話ですが、プリラバはもちろん学園で社交部とかは重要な要素なんですが、お互いの面識を作ったり、好感度を上げるイベントに使うだけで、家同士や個人といった「学園外」のことを重視していたように思います。実際本筋に入ってからは学園空気ですし。それもあってか、はぴマと違い、プリラバではダンスを哲平が踊れるはずもないのに、シャルシナリオ以外では全くのスルーですよね。その後のヒロインとの絡みのほうが重要。ダンスパーティー後からが本格的な分岐になりますし。
 個別ルートにたいする不満や違和感は結構ありました。というのも、シルヴィ以外のルートでは哲平は全部「有馬家を捨てる」選択をしてるんですよね。ED後は有馬家に戻っていたりするルートでも、それって一心のおかげじゃないですか。結局一心と対立したときに哲平が打つ手が家を出るっていう、両親と同じ手のみだったのがなんかなぁと。一心も両親は許さなかった(家に戻さなかった)のに哲平のときだけ家に戻すってのもね。娘の死で変わった面も大きいんだろうけど、シャルロットは姫として、優はメイドとしての立場の差があり、たとえ仕方がないと定義したとしても、聖華の場合は、完全に哲平が一心への対応を誤って、後手後手に回った結果の上じゃないですか。聖華に「なんとかするって言ったじゃない!」って責められたときはそりゃそうだ、と。せめて聖華ルートだけは、一発逆転の「何か」を見せて欲しかった。そういうわけで一番納得して終われたのがシルヴィアでした。あのルートは一心が本来望んでいた組み合わせで有馬家としては何も問題が起きない平和なルートでしたからね。
 ここからは蛇足ですが、優さんについて。哲平付きのメイドなので、別のヒロインルートでも出番がちょいちょいあって、そこがかわいいんですよね。聖華ルート終盤で哲平は気付いてないけど聖華には気持ちを見抜かれていたり、シルヴィのときは、一緒に出かけたい場所ってどこかなと聞かれて思わず「動物え・・・」と、本音を言いかけちゃったり。シャルロットの料理のときは「おいたわしや・・・」要員にwこういうとこ見て、且つ優ルートやってるとああ、哲平に惚れてるなって分かります。それにしても、あった瞬間に惚れて、初日の夜にいきなり一心に頼まれたわけでもなく夜の伽役を申し出てくる大胆さはすごい。他ルートの暴走哲平が4回目まで出る幕無かったくらい。一歩間違えば(検閲)じゃないですか。ホンマ優さんは最高のエロ要員やで!こんなにエロイのにどうして他ヒロインよりエロが1回少ない6回なんだろうか。不思議でたまらない。
ボイス・音楽
 素晴らしかった、と。完全に適材適所でした。というか全員が好みの声優だったので批判しようが無いというか。優さんを木村あやかにした人にはいくら感謝をしても足りない。良いメイドを、ありがとう・・・!金子さんと竹園さんもいいキャラしてたのでもうちょっと出番が欲しかったけど、シナリオ的に仕方ないか。FDとか作るんなら金子さんはツンデレ要員としてヒロイン化してもいいよね。
 ああ、いちごみるくは頑張ってたと思うよ?他の男陣があのメンツの中でいい三枚目だったと思います。ドラマCDとか作ることになったら大変なことになりそうだ。
 BGMも作品の雰囲気に合っていたし、何よりOPが良かったです。お気に入り。
CG
 これも素晴らしかった。こもりけいさんの絵柄はこのプリンセスラバー!で初めて知ったんですけど、一気に好きになりました。上のほうでもちょっと書きましたが、シルヴィアの絵が一番お気に入り。太い眉さいこーう!ますます特典貰えなかったのを後悔しました。
 一部違和感があったのは立絵で、聖華が怒って手を振り上げてる絵があるんですけどあれはなんかおかしくないか?それ以外は特に。シャルのお父さん(フィリップ公)が凛々し過ぎてこの人がカジノ好き・・・?とかも思いましたが。王様だしな。ヴィンセントくらいなら納得だったんですが。
ネタ
 キャラ立絵の出るアイキャッチがたまに入ってアイキャッチ音が流れるんですが。それが、ハ○テのごとく!にしか聞こえなくて・・・。しりとりが聞こえてきそうで毎回アイキャッチ音でニヤりと。キャラはそのときごとに変わるんですけど、一心が出たときなんかもう吹いちゃいますよ。なんでかはお察しですけど。
総評
 シナリオはやや不満ありますけどこれでブランド処女作っていうんだから十分な出来かと。少なくとも次回作が出るなら買う気になるくらいの作品でした。誤字が多いのはスタッフの数的なものもあるのかな?公式でスタッフ募集中だし。大体言いたいことはシナリオの部分で言ってしまったので今後の展開やコミケでのグッズなどに期待しつつ総評としてはここまで。

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